小さく始めて大きく育てる

アレグロペンギンでは、FileMakerというノーコードで開発できるプラットフォームで高速開発しています。

システムを開発して、これまで人の手や記憶を使って行われていたことをコンピューターにかわりにやってもらうには、要件定義▶︎設計▶︎開発▶︎テストという工程が必要です。

その工程の回し方にはいくつかモデルがあります。
例えば、昔からよくある開発手法で上からきっちり順番に進めていくもの手法をウォータフォールモデルと言います。

このような手法で作られたものだと、使ってみて「やっぱりここはこうした方がよかった」ということになっても気軽に改修をお願いすることは難しいでしょう。

ただでさえ、開発をしてから納品されるまでに時間とお金がかかっているので、スケジュール通りに運用スタートできないということや、追加の開発でも高額なお金を支払わなければならないということを社内で理解してもらうのは難しいと思います。

全ての工程を上から順に完結させていくウォーターフォールモデルでは、業務の変化や世の中の変化にすぐに適応させることができません。

 

アレグロペンギンでは最初から完成したものをご用意するのではなく、最小限の機能だけを備えた試用版をご用意し、要件定義▶︎設計▶︎開発▶︎テストいう工程を何度も繰り返すことで、システムを少しずつ大きく育てていきます。

使ってみないと、欲しい機能がわからない

業務システムを実際に今後使っていく人(ユーザー)は、これまで他の業務システムを使ったことがないかもしれないし、パソコンやスマートフォンの操作に慣れていないかもしれません。
使ってみないと、自分がどういうものが欲しかったのかがわからないという場合が多いのです。

そのようなユーザーにいきなり色んな機能、沢山の画面を提供したところで使い倒すということはできないし、システムを評価することも難しいでしょう。

腹八分目のシステムを提供し、それを使い倒していただくことで、どんなシステムにしたいか?イメージできるようになってきます。

使いながら、データがたまっていくと楽しくなります。「こんな機能があったらいいな」、「これもシステムでできるんじゃないかな」といった声があがってきます。その中で本当に必要なものを少しずつ開発していく、というのがアレグロペンギンのスタイルです。

これはウォータフォールモデルにかわって主流となってきたアジャイルモデルに相当するスタイルです。

開発者への注文も上手になる

何度か意見を聞いて、開発して、使ってもらって、ということを繰り返していると、ユーザーも開発者へのコマンドが上手になってきて、ユーザーの出したアイデアがそのまま反映されることがあります。
自分のアイデアがそのままみんなの使うシステムとして実現するのは、気持ち良いです。

このような段階を経て、みんなで作った業務システムとして成長していきます。

システムが育っていくうち、自分で開発したいと思う方もいらっしゃるかと思います。ぜひ、ちょっとした改修から挑戦してみて欲しいです。

将来的には社内で内製することができるかもしれない

FileMakerではコードではなく日本語を使ってプログラムできます。ほとんど作業を要素に分解できた時点でほとんどプログラムが実現してしまいます。
また、インターフェイス(見た目)はPowerPointのように見たまま作ることができ、データとデータの関係もノーコードで規定できます。

私自身も自分の欲しいものを社内で開発してきましたが、社内でそのように使いながら作っていくことができるとコストパフォーマンスが爆上がりします。

アレグロペンギンでは、行く行くは社内で開発していくことも視野に入れたシステムの導入をお手伝いいたします。